ご質問と回答
Q | ひな人形の飾り方や並べ方に決まりはありますか? |
A | ひな人形の並べ方については特に決まりはありません。時代や地域、また道具の種類や数によって並べ方は様々です。 大切なのは飾った時のバランスです。標準的な飾り方を参考にしていただきながら、お雛様全体がきれいに見えるように、ある程度自由に飾っても大丈夫です。 |
Q | ひな人形、五月人形はどのように保管すればいいですか? |
A | ひな人形も五月人形も湿気と直射日光が大の苦手です、湿気が多いとシミになったり、カビが生えたりします。 直射日光の当たらない高温・高湿にならない風通しのよい所に保管してください。 押入れなどで保管する場合も地べたではなく、湿気の少ない上の方で保管してください。 ひな人形には直接乾燥剤が当たらないように箱の中に入れ、お顔に直接手で触れないよう柔らかい布など当ててください。 また直射日光など、乾燥しすぎるとひな人形のお顔にひびが入ることもありますので乾燥しすぎる場所での保管はおやめください。 |
Q | ひな人形、五月人形を飾る時期に決まりはありますか? |
A | ひな人形、五月人形を飾る時期に明確な決まりはありません。 ひな人形は立春【節分の翌日、2/4頃】から2月の中旬の二十四節気のひとつ、雨水【うすい】にかけて飾るのが良いと言われています。 五月人形も春分を過ぎたあたりから4月の中旬までに飾っていただけるとよいでしょう。 ただし、桃の節句や端午の節句の前日など、ぎりぎりになって慌てて飾ることは「一夜飾り」といって縁起が悪いとされています。 |
Q | ひな人形、五月人形をしまうのに決まった時期はありますか? |
A | ひな人形、五月人形しまう時期に特別な決まりはありません。 よく耳にする「ひな人形をしまう時期が遅れると婚期が遅れる・・・」というのは迷信で、 もともとは「きちんと片付けが出来ないときちんとした女性になれず、お嫁さんに行けませんよ」という情操教育の一つでした。 ひな人形や五月人形は、早くしまう事よりも、しまう日のお天気が重要です。 よく晴れた湿気の少ない日を選んで片づけましょう。ジメジメした日に収納してしまうと湿気がこもってカビの原因になってしまいます。 五月人形は梅雨入りする前までには片づけるようにしてください。こちらも湿気がこもってしまうとお人形が傷んでしまいます。また、金属部分に手垢がついてしまうと色褪せや錆びの原因になってしまうので、収納の時は直接手で触れないよう布手袋を着用してください。 |
Q | ひな人形の選び方のポイントはありますか? |
A | まず一番に考えて頂きたいのは「雛人形は、何のために飾るのか?」ということです。 雛人形は、女の子の健康や幸せを祈って飾る、女の子のお守りのようなものです。 お人形を選ぶときは女の子のおうちにひな人形がある光景を思い浮かべて、喜んでくれる姿をイメージしてください。その気持ちが一番大切なものです。 そんな気持ちがこもったひな人形が、きっと女の子にとって一番のお人形になります。 お人形のお顔や姿などで選んでいただくことも大切です。可愛らしいお顔が気に入った、綺麗な衣裳が目をひいた、などなど見た目の第一印象で選んでいただいても良いです。 また近年では住宅事情などにより、飾るスペースやデザイン、収納する場所なども考えて選ぶ方も増えています。 せっかくのお人形ですので、飾るスペースがない、収納するスペースがない、といった事がないようにしたいですよね。 部屋に無理なく飾ることができ、お部屋に調和するかどうかも重要なポイントです。 お顔が可愛いから、お人形の衣裳が綺麗だから、コンパクトで飾りやすそうだから、大きくてとっても豪華だから・・それぞれ大切な理由です。そして、一番大切なことは女の子の健康や幸せを祈る気持ちです。 いつまでも幸せな気持ちでお飾りできるお人形をお選びください。ご購入でお悩みの際は、どんな質問でもお気軽にご相談くださいませ。 |
Q | 五月人形の選び方にポイントはありますか? |
A | 五月人形をお選びいただく際は、大きく二つの選び方があります。 一つ目はデザインを軸に選ぶ方法です。 台屏風や、兜、大将人形のデザイン、台屏風の色合い、兜の細かな細工、全体のバランスなど、見た目の美しさや細部のこだわりがあるお飾りは、職人の技法やこだわりが詰まっています。 シンプルなデザインのお飾りにするか、細工や装飾のこだわったものにするか、どのようにお飾りするかをイメージして、そこから細部に注目していただくと違いがよく分かりますので、お気に入りのお飾りを選んでいただけると思います。 二つ目は飾る場所やしまう場所、スペースを考えて選ぶ方法です。 五月人形は毎年飾っていただくものなので、飾りやすく片づけやすいものを選んで頂きたいです。 大きなお飾りは迫力もありますが、飾る際、しまう際に手間が掛かってしまいますし、飾るスペースが必要になってしまうという一面もあります。 コンパクトなサイズのお飾りはで、出し入れするときや飾っていただくときも簡単ですので、飾る場所やサイズで迷われているのでしたら、小さいサイズのものを選ぶのがおすすめです。 また、長くお飾りしていただけるよう品質やアフターサポートがしっかりしているかどうかもチェックしてください。 |
Q | 鯉のぼりのしまい方を教えて下さい。 |
A | 鯉のぼりは屋外に飾ることが多いので、しまう時は汚れを落としてから元の箱に収納してください。 埃や汚れがそれほど汚れが目立たない場合は、洋服等で使用するブラシなどで軽くほこりを払って、 汚れが目立つ場合は洗剤などは使わずに真水でつけ置き洗いをし、特に汚れている場合は優しく手洗いしてください。 洗った後はよくすすぎ、しっかり陰干して乾燥させてから保管するようにしてください。 鯉のぼりは洗濯機で洗ったり、強い力で絞ったり、クリーニングに出したりすると、加工や色落ち、破損してしまう可能性がありますのでおやめ下さい。 ひな人形、五月人形と同じく鯉のぼりも湿気が大敵です。 箱に入れる際は湿気のない状態まで、陰干しをしてから湿気のなるべく少ない場所、可能でしたらなるべく地面から離れた、押し入れや棚の上段にしまってください。 |
Q | 名前旗・掛け軸の模様に選び方はありますか? |
A | 名前旗・掛け軸の絵柄は縁起の良いものが使用されています。 手毬…「子供が丸々と健やかに育つように」「何事も丸く収まるように」と願いの込められた絵柄です。 桜…日本を象徴する柄でもあり、春の訪れを告げる「物事のはじまり」を意味し、一斉に花を咲かせることから「繁栄」を表す絵柄です。 のしめ…贈り物に添えられるのしが何本も束ねられた柄をのしめといい、多くの人から祝福を受けていることや人々との繋がりや絆、長寿の象徴でもある縁起の良い柄です。 うさぎ…その跳ぶさまから飛躍を意味し物事がとんとん拍子に進むとされています。また、たくさん子供を産むことから子孫繁栄、長い耳で情報を手に入れ福を集めるなどとても縁起の良い動物です。 龍…福を招くという架空の生き物ですが、力強く天空に昇り飛翔することから「運気上昇」「生命力」の象徴とされています。また、鯉が龍に変身したという伝説から出世運もある縁起の良い柄です。 虎…勇猛果敢な生き物として男の子の健やかな成長を願う縁起の良い柄です。また、日本の干支の思想では寅年は春に属する生き物として生命の活動の象徴とする吉祥柄とされています。 どの絵柄を選んでも、お子様の成長をお祝いするのにピッタリです。これからお子様がどんなふうに成長してほしいか、思い描きながら選んで下さい。 |
Q | 名前旗・掛け軸のしまい方を教えて下さい。 |
A | 名前旗や掛け軸をしまうときはお品物の入っていた箱に戻して直射日光・湿気を避けて保管してください。 また、お名前入掛軸の本紙部分は大変キズ付きやすくなっております。直接指で触れたり、尖った物で擦る等の行動はキズの原因となりますので、予めご注意ください。 収納する際は軸先を持って本紙に手が触れないよう巻き取ってください。 |
Q | ひな人形・五月人形を通販で買うときどんなことに気をつければよいですか? |
A | ネット通販でひな人形・五月人形を購入する場合は、店頭で商品を選ぶ時と違い実物を見ることが出来ないので正しいイメージをもつことが大切です。 写真だけではサイズ感が掴みにくいと思いますので、きちんと数字で大きさを確認し飾るスペースに合ったものをお選びください。 また信頼できるお店かどうか、アフターケアは充実しているかどうかホームページなどでしっかりと下調べをしてからご購入するようにしてください。 不明点等があったら問い合わせをしてみることもおすすめです。 |
Q | ひな人形や五月人形は防虫剤と一緒にしまったほうが良いですか? |
A | 大切なひな人形・五月人形を守っていただくためにも防虫剤は入れていただいた方が良いです。 防虫剤を入れる際はお人形専用のものを使用し、直接お人形やお道具に触れないように注意して入れてください。 また、別の種類の防虫剤と一緒に使用すると化学変化を起こして変色や変形したりする場合がありますので、必ず毎年同じ種類の防虫剤を使ってください。 プラスチック製のお道具類などは溶けてしまったり、メッキが剥がれてしまうことがありますのでパッケージに記載されている使用方法や注意書きをよくお読みになってお使いください。 防虫剤の入れ過ぎは、かえって品物を痛めてしまいますのでご注意ください。 |
Q | ひな人形はいつ、誰が買うべきですか? |
A | かつて上流階級のお姫様が嫁ぐ際に嫁入り道具の一つとして「雛道具」を婚家へ送る慣わしがありました。 その流れからの母親の実家から、お孫さんの健やかな成長を祈ってひな人形を贈る事が一般化していきました。 しかし家族構成や家族のあり方が変わった現在では、父方の実家から贈る、両家の折半で贈る、あるいはご両親が娘に購入するケースも増えてきています。 必ずしも母親のご実家から贈るという決まりはないので、大切なお子様のために話し合って自分たちに一番合った方法でひな人形をご購入していただくと良いでしょう。 |
Q | 五月人形はいつ、誰が買うべきですか? |
A | 五月人形は誰が用意するという決まりはありません。 地域や風習によっても異なりますが、昔は母方のご実家が用意するという地域が多くありました。現在でもこのような風習が残っている地域や、「ひな人形は母方のご実家から、五月人形は父方のご実家から」というような地域もあり様々です。 最近では、両家の両親で折半して準備するケースや若いご夫婦自身でお金を出してご購入する場合も増えてきています。 生まれてくるお子様をお祝いするための物なので事前にご家族でよく話し合い、気持ちよく五月人形をご購入していただくことが大切です。 |